でもバリは好き

バロンちゃん

先週の金曜日はビッグサイトインテリア・ライフスタイル展を見学しに行きました。毎日事務所にひきこもっていますので、そろそろ廃人信号が点滅しかかっています。太陽は僕の敵にも限度がある。表に出たい…。
ところで、私はインテリアもライフスタイルも一切関係のない、実生活とまったくリンクすることのない謎のコンサルまがい業を都庁の麓で営んでおります。日本人は私のみ。外国人も毎日は出勤しないので、実質のマネージメントはこの若輩者が任されているわけで。仕事中にYouTube見漁ったって、ブログの更新したって誰も何も言ってくれないのさ。
さて、私が某国某国と伏せている国家とは、東南アジアの「赤道にかかるエメラルドの首飾り」と呼ばれるインドネシアのことなんですけどね。赤道直下でございますよ。
そんな通年不快指数70%越えの熱帯地域から、当展示会に生活雑貨として民芸品が持ち込まれ陳列されていたのですが、正直やっぱりツマラナイ。比べてもしょうがないのだけど、ヨーロッパや日本のインテリア・雑貨デザインのような計算し、洗練された美しさがなーい。かと言って、プリミティブで何物にも換え難い独創性もなーい。ジャカルタのお土産屋さんがそのままコンテナで運ばれてきたみたいでした。
まあ、インドネシアのデザインにすっかり目が肥えてしまっているのもあるかと思いますが、変化していきたい、あるいは逆に絶対的に伝統を固持していきたい、といった主張が感じられないんですよね。だいたい気に入らないのが、東南アジアのブースは某独立行政法人や国際機関を仲介しての展示なんですよ。結局デザイナーやクリエイターの意思ではなく、どちらかと言えば日本の半官が適当な業者を呼び寄せただけっぽい。単なる文化交流会というだけで、発表の場ではあり得なかったですね。それもありっちゃありなのかもしれないけど。

いずれにせよ、デザインや機能美なんぞにこだわれるのは彼の国では金持ちだけで、実際のライフスタイルとして組み込める隙間がほとんどありゃしないんだから、劇的に発展するわけがないのです。上手くやってるのはバリの高級ホテルとレストランくらいじゃないですかね。それだって、西欧人に気に入られようと単調で日和見的な南国イメージなんですもの。飽きちゃうわよう(かといってあまりに突拍子もないと落ち着かないんだけど)

ああーバリ行きたいなぁ(結局ライフスタイル関係ない)(俺ってそういうヤツ)

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画像は展示会で衝動的に買ったお扇子。滞在中だったら絶対買わなかったであろうデザイン。帰国したらやたらこの手のものが懐かしくなったので。上ではくそみそに言ってますが、バロンは何気にかわいいと思う。