23歳:Part1

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さて、私の恥部を晒しましょうか。恥ずかしい部分を晒しましょうか。

ブログというシステムがまだなかった学生時代に、私はぽちぽちタグ手打ちのなかなか立派なホームページを持っていました。ただ、概して凝り過ぎのホームページは内容が伴わないもの。ご多分に漏れず、あのサイトもただの私生活日記をWebの世界に垂れ流していたという、今にして言えば残念な黒歴史でしかなかったと言うことで。その後、なんやかんや某国で仕事を始めた4年ほど前に、気づけばサイトも自然消滅してしまいました。もちろん、WebスペースそのものもWWWの藻屑となったわけです。ふん、あんなもの消えてなくなってくれて清々したわ。

そうは思っていても、やはり文章化した自分の断片が多少なりとも気になるところ。しかもアーカイブ検索もできなくもない…。ということで、何気なく見つけてしまった過去の私の戯言を、恥ずかしさに薄目になりながら読み返し、28歳の今でも「これって若気の至りながら、なかなか真理かも」と思った一説を抜粋します。

-別れてしまった友達カップルに対して一言-
 そうは言っても、実は私は誰かが別れた場合、振った方の肩を持つタイプなのですよ。好きかもと言う気持ちは曖昧にごまかしてなんとか植え付けられるけど、嫌いな気持ちはどうにもこうにもコントロールできないものでしょう。正直な気持ちって言うのは多くの場合プラスの方向ではなく、マイナスの方向なのだと思うのです。わあ、ネガティブ!でもよく考えてみてください。好きな食べ物はすぐには思い浮かばなくても、嫌いな食べ物は比較的早く出てきません?恋愛だってそういうものじゃないかしらー。恋は思い込みだけど、嫌悪感は本物です。

 こういうことを言うとレレさん*1はロマンのないリアリストのようですが、それを差っ引いても恋の気分が持続できる運命の相手を探している点で、あきらめの悪いロマンチだと自負しております!うふ!

ああー…こんなこと言ってたなぁ。あの頃、やたらと恋愛論を語るのが好きだったようで。赤面。
でも、繰り返すようですが、嫌いなものって指摘しやすいけど、好きなものって漠然としていませんか?好きな食べ物を訊いても、毎回答えが違うことがよくあるように。私は23歳の私に「おおー。おまん、やるじゃん」と言ってあげたくなりました。
ただ、最近の私は恋愛に限らず、好き・嫌いと物事が二分化できなくなってます。「どちらかと言えば受け入れられる」と「どちらかと言えば拒絶したい」の中間を行ったり来たりして、結論を出す際も「そのこころは?」と理屈が欲しくなるんですね。23歳のレレちゃんよ、私は大人になったのだよ(意気地がなくなったともいう)

ところで、本当に読み返したかったショートストーリーがあったはずなのですが、あれは本格的に消えてしまったようです…。自作ながらとっても気に入っていたので、すごく残念。

*1:私のことです