フリーダム・ラヴィン・ピーポ君

ピーポー?

昨年「王者の逆襲(Revenge of The King)」で復活劇を見せたクーラ・シェイカーKula ShakerおよびUKロック界の貴公子クリスピアン・ミルス氏ですが、結局、次のリリースが一年後って、しかもフルアルバムじゃないって、毛唐の時間軸っちゃどうなってんだ?ストーン・ローゼスも1stが出てから2ndが出るまでに5年かかってるし。バイトでもしてんでしょうか?
そんな差別用語丸出しで欧米人のマイペース具合に不満を漏らしつつ、当ミニアルバムのレビューをば。ちなみに、この「Freedom Lovin' People」は日本のみの発売、限定8888枚らしいので勢い余ってAmazonさんに注文してしまいました。昨日届いたのだけど、私のシリアルナンバーは「4566」。足しても引いてもつまらん数字。日本語表記がピープルじゃなくてピーポーなのが気になりますね。

さて、内容は…。クーラ・シェイカークーラ・シェイカーっぽさを求めるには、あまりにポップでキャッチーすぎやしませんか?クリスピアン王子のご機嫌が麗しいのは、ものすごーく伝わってくるのだけど。すげーニコニコしてそう。
だいたい、インドの匂い(カレー臭)が微塵も感じられない。王子はインドに飽きてしまったの?歌詞を見ても、前2作の社会思想的なものは度外視、むしろ自己の内面と葛藤するような宗教臭さを感じるverseが消えちゃってるよ。英国でよく見るただの皮肉屋さんみたいじゃないさー。なんだか残念さー。ロックファンの「?」といった戸惑いを置いてきぼりにした、あのマントラの高揚感、美しき王子のエクスタシー極まる表情、それが完全にロックなんだよなー。不思議ー。また見たいのになー。

まあ、「ラジオヒットを狙ったノリのいいのを」みたいなことをおっしゃっていたらしいので、あえてのポップチューンかなぁ。クーラじゃないと思えば、ブギーなロケンローでパーリナイ!だと思います。

しかし、なんだかんだで来月はフルアルバムの発売。こっちには期待しちゃっていいのかな?なんだかんだでたのすぃみぃ。(フジには行かないけどね)

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最近のUKモノって何がイケテルのかしらねえ。(イケテル!)
ヒットチャートを追いかけるのも5年前で止まっちゃってるからトム・ヨークは何してんのかなぁ、とかそんなことが気になります。相変わらず無駄に悩んでんのかな。禿るくらい。

先ほども毛唐のマイペース加減にはやれやれだぜ、と不満を述べましたが、そういう意味ではプライマル・スクリームは定期的にファンを喜ばせているような気がするね。ボビー・ギレスピーなんて一番「唯我独尊」ぽいのに。
それはね、彼の感性が飛びぬけてポップだからなんだと思うんだな。あれがしたい、こんなのもいい、やっぱ今はこーだろー、みたいなフットワークの軽さがある。ダルそうな巨人だけど。
好きだなぁ、ボビー。今年の夏は来ないのかーそうかーーーふはああああああ(ネイノーさん化)